みなさんこんにちは!今日は前回記事に引き続き、日本酒のラベルを読み解くのに必要なことを知り、そして日本酒選びの楽しさを感じてくださるとうれしいです。もし前回の記事をお読みでない方は、そちらを読んでからの方が理解がしやすいかもしれませんので、こちらをご覧ください。
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日本酒にも「格の違い」がある?
日本酒には実はランクがあるってご存知でしょうか?ピンとこない方は、ぜひラベルをぐるっと見てみてください。「純米吟醸」とか「特別純米」なんていう表記があると思います。それが日本酒のランクで、正しくは「特定名称」と呼ばれる、日本酒を製造方法や精米歩合によってカテゴライズしたものになります。
この「特定名称」、「純米大吟醸」「純米吟醸」「大吟醸」「吟醸」「特別純米」「純米」「特別本醸造」「本醸造」さらに普通酒までカウントすると約10種類もあって、初めて見る人にはなんのことかよくわからない、というのも事実だと思います。
これを読み解く大きなポイントは、実は
- 純米かどうか
- 精米歩合
- 特別な製造方法
の3点。順番に見ていきましょう。
①そのお酒は「純米」か?
特定名称は米と水のみで作られた日本酒に関しては、すべて「純米〇〇」や「〇〇純米」、「純米」表記があります。逆に言えば、そのような表記がないものは多かれ少なかれ醸造アルコールが添加されているということ。もし純米にこだわる!という方は、この「純米」表記があるものを選ぶといいでしょう。一方淡麗で切れのあるお酒が好みの方は、醸造アルコールが添加されたものの方がよいかもしれません。
②精米歩合
精米歩合が
- 70~100%のお酒は、(純米でなければ)普通酒
- 60~70%なら、純米酒または本醸造酒に、
- 50~60%なら、純米吟醸酒または吟醸酒に、
- 1~50%なら、純米大吟醸酒または大吟醸酒
になります。
お酒を造るための米は内側ほど甘みがあって雑味が少ないため、精米歩合が低ければ低いほどお米の甘みが引き立つ味になります。一方で米を削るための手間がかかっているため、値段も高めになります。
③「特別」かどうか?
「特別純米酒」「特別本醸造」なんていう「特別」表記は、精米歩合が60%以下で、かつ、特別な方法で作られたお酒に書いてあるちょっとプレミアムな表記です。
特別な方法って何?と思った方は、ラベルの裏を見てみましょう。特別純米酒には、製造方法のラベルへの記載が義務付けられているため、書いてあることがほとんどです。
例えば、
無農薬の酒米を使用している、他のお酒とは違うタンクで保存したものである、昔ながらの製法で作った、などなど…
その酒造が「これは特別!」と思ったものにつける名称が、特定名称酒内の「特別」表記なわけですね。
まとめ
今回は日本酒のランクについて説明しました。
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